【引退済み】700系C編成乗車記
東海道新幹線は1日に数えられないくらいの新幹線が走っています。特にのぞみ号は、ほとんどの時間帯で10分に1本運行されています。年末年始などのピーク時となると5分に1本という高頻度で運行されています。
またのぞみ号とひかり号は定期運用に関しては全てN700系という車両で運行されています。
多くの方が思い浮かべるだろう車両です。
またこだま号に関しても年々700系がN700系に置き換わりつつあります。700系はJR東海保有(以下C編成)のものと、JR西日本保有のものがあります。JR東海は車両の合理化を図っているので車両をすべてN700系にしたいと考えているのでしょう。そのため、東海道新幹線はN700系の置き換えが顕著であったのです。
この12月、ついに700系C編成もすべてN700系に置き換えが完了しました。
つまり、11月30日をもって700系C編成は引退します。
もう乗れなくなる日が近くなる...!ということで、乗ってきました!
22:17発 こだま683号 名古屋ー新大阪 途中乗車
700系C編成かどうかのの見分け方は方向幕にあります。C編成はそれがアナログなのです。ちなみにJR西日本保有のものはLED表示です。
今回はグリーン車に乗ろうと思います。きっぷはスマートEXで予約した「こだまグリーン早得」を使います。これは3日前に購入するとグリーン車に大変お安く乗ることができるきっぷです。タバコは吸いませんが、せっかくなので喫煙席を予約しました。
グリーン車ということで、暖色系の照明を使っていて落ち着いた雰囲気です。
進行方向左側の座席を予約しました。座席の色もブラウンで落ち着きがあります。
グリーン車なので座席間隔はそれなりに広いです。前後のお客さんを気にすることもありません。前ポケットの雑誌は持ち帰ることができます。
テーブルは背面テーブルとインアームのテーブルがあり、同時に使うことができます。インアームのテーブルは左側についていました。なので、パソコンのマウスを使う人はB席かD席を予約する方がいいかもしれませんね。
古めの車体ということで、コンセントはついていませんでした。グリーン車にも関わらずコンセントが付いてないのは何か時代を感じさせるものがありますよね。背面テーブルは残念ながら前後に動かすことはできません。
リクライニングは肘かけのレバーを引っ張ります。
かなり倒れます!N700系グリーン車はお尻の部分が少し沈む(ゆりかご式)ですが、こちらはありませんでした。
フットレストも用意されています。靴を脱いでくつろぐ方と履いて乗せるほうの二面があります。
座席の上には照明があり、照準を変えることができます。ボタンを押して点灯します。ライトの強さは変えられません。
荷物をかけるフックは窓側に1つありました。
喫煙席ということで、車内でタバコが吸えます!N700系は3.7.15号車に喫煙ルームがデッキに設置されていますが、700系では車内でタバコが吸えちゃうのです!昔は半分以上タバコが吸える車両でした。しかし受動喫煙が問題となり、喫煙車から喫煙ルームに移り変わっていったのだと思います。
(こちらが普通車の灰皿です)
グリーン車なので、車両の前の方にブランケットが置いてあります。こちらは自由に使うことができます。持ち帰りはできません。
デッキにきました。洗面台は清潔でシンプルなデザインでした。カーテンも付いているので、お化粧される女性の方も安心だと思います。
名古屋発車時点の10号車です。10人ほどしか乗っていませんでした。岐阜羽島、米原、京都駅からも誰も乗ってきませんでした。喫煙車ですが、誰ひとりタバコを吸っている人はおられませんでした。
2.6.12.15号車には公衆電話もついています。この電話も街で見ることが少なくなってきましたね。
この列車に喫煙ルームはないので、タバコを吸いたい人は喫煙車に移動するしかないです。喫煙車は10.15.16号車なので、タバコを吸いたい人は東京寄りの車両に乗ることをおすすめします。
米原駅停車中です。のぞみ号は風のように通り過ぎていきました。
1時間ちょっとで新大阪駅に到着しました!
まとめ
喫煙車に乗ってもあまり、タバコの匂いはしませんでした。たばこを吸わない方でも、その匂いがそんなに気にならない方は乗ってみてもいいかもしれません。たばこを吸う人に関しては、わざわざ喫煙ルームに移動する必要がなく、座席に座りながら一服できます。
11月現在で運行している新幹線で車内でたばこを吸えるのはこの700系だけなので、引退する前に機会があれば乗ってみてはいかがでしょうか?
※12月現在、臨時列車で1日数本あるようです。
読んでいただきありがとうございました!